1】設計手順
① 同調VCの可変範囲を決める 175pF(350pFを直列)~20pF。
② 最低周波数を決める 40mBandから上をカバーしたいので余裕を見て6MHz。
③ 「ワンターン円環ループコイルのインダクタンス」計算サイトで、①の最大Cと②の周波数に同調するLを計算する。
RadiusWireは実際に使用する線の太さ、radiusLoopは構築可能なLoopの半径を入れる(大きいほど良い)。
④ 線径3mm、Loop直径1.1mで4μHと出た。
⑤ Min.C(30pF)と4μHで共振周波数を求める 14.5MHzとなる。
⑥ 6MHz~14.5MHzまでのBandsをカバーできるLoop1が出来た。
⑦ 18mBandを最低として、①~⑤の手順でLoop2を設計する。
| L(μH) | C(pF) | f(MHz) | Covered Bands |
| 4 | 175~30 | 6~14.5 | 40 30 20 |
| 1.8 | 143~16 | 10~30 | 30 20 18 15 12 10 |
⑧ One turnで4μHと1.8μHのコイルを作ると40m~10mの全てのバンドをカバーできる。
4μH 太さ3mm、長さ345cm、直径1.1mのループ
1.8μH 太さ6mm、長さ188cm、緒系60cmのループ
2】設計変更
上の計算結果を吟味すると、ループの直径と線径を変更すれば1本のエレメントで
40mから10mバンドまでをカバーすることが出来そうである。
条件としては
① アンテナの性能を考えるとLoopの直径は少なくとも1m位は欲しい。
② エレメントに手持ちの5D-FB、網線外径6mmを使用する。
この条件で計算をすると、Loop 直径95cmで
| L(μH) | C(pF) | f(MHz) | Covered Bands |
| 3.1 | 175~9 | 6~30 | 40~10 |
となった。
TuningVCの最小容量が9pFとなり、浮遊容量を考えると少し厳しいが取り敢えず作成をする。
3】実機作成
Tuner の構成
① 5D-FBの心線と外皮線をShortしたエレメント
② Loop 直径:950mm
③ TuningVC:350pF×2を直列接続
④ MatchingVC:240pF
作成手順
① ポリバリコンにリード半田付け
ポリバリコンは熱に弱いので半田付けには、ヒートクリップを使用する。
あらかじめリード線を半田付けしておくとケースに組み込み易い。


② 百均で買ったタッパウエアに組み込んだのが、写真3と4です。
回路図は、図1に示すような簡単な回路ですのですぐに出来上がりました。


写真4に移っている黒の端子は、ちょっと余分な実験をするためのもので、通常は使用しません

4試験結果
5D-fBで作成した①のエレメント、長さ298cm(直径95cmのLoopになる)を、赤色端子の
両端に接続して、NanoVNAで同調特性を測定した。
40mから10mバンドまでをSWR=1.1~1.5でカバーすることが出来た。
設計どおりコンパクトなHF7バンドのLoopアンテナができたので、これから実際に運用にて、
性能のほどを確かめる。
運用結果は引き続き記録していきたいと思います。

コメント