ライセンスフリー無線
はじめに
無線に興味を持ったら、まず電波を出して、通信を体験してみるとその面白さが分かります。
電波を出すには、自分の無線局を持つことが必要です。
手軽に電波を出す楽しみを体験するのをお勧めします。
趣味として電波を出す方法には
「アマチュア無線」
「デジタル簡易無線(デジ簡)」
「特定小電力無線(特小)」
等があります。これらについて解説していきます。
ここでお断りしておきたいのは、このブログの記事はあくまでも趣味としての無線に限っての内容になっています。通信が成立しなくても全く実害がない場合に限っての無線通信に関することとご了解ください。業務用に無線を使う場合はそれに対応した会社のHP等をご参考にしてください。、
まずデジ簡で無線を始めよう
手軽に電波を出すには、断然「デジ簡」がお勧めです。
「デジ簡」をお勧めする理由は、トランシーバーに付属しているアンテナを外して外部アンテナを取り付けることが許可されているからです。
これによって、通信可能な距離が広がり、楽しみが増します。
「デジ簡」の公称の通信距離は10kmとされています。しかし、趣味としてアマチュア無線の様に使用した場合、数100kmの通信記録もあります。
この10kmを超える交信に挑戦するのが、趣味の無線の魅力の一つです。
デジ簡には「登録局」と「免許局」がありますが、簡単な「登録局」がおすすめです。
登録局
登録局の仕様は以下の様になっています。
①周波数:351MHz帯
②出力:5W、30チャネル
1W、5チャネル
③技術基準適合証明(工事設計認証)で登録された外部アンテナを使用できる
④無線機の価格:¥20,000円~¥50,000
例えば、ICOM ICーDPR6 Amazonで25,800円
<Amazonの広告>
この中で、出力が5Wであることと、外部アンテナに交換できるのが大変魅力です。
外部アンテナには、
①ホイップアンテ
②コリニアーアンテナ
③八木アンテナ
などがある。
3素子の八木アンテナは、8dBiの利得があります。
これは、トランシーバーに付属のホイップアンテナに対して約6倍の利得で単純に計算すれば、5Wが30W相当になることになります。このように外部アンテナを使うことが出来るので遠くとの交信にチャレンジでき、楽しみも広がります。
ただし、自作のアンテナや、市販品の改造アンテナを使用することは出来ません。
八木アンテナは高価ですが、安価なホイップ系のアンテナでも外部アンテナを使用するとかなり通信距離が広がりますので、試してみる価値はあります。
トランシーバーの選定
選定の基準としては、技術基準適合証明のあることが絶対条件で、5W機がお勧めです。末尾にAmazon、Rakutenの広告を貼ってますので参考にしてください。こちらからご購入下さればうれしいです。
私はF.R.C.のFC-D301、5W、30ch機を購入しました。ディスプレイがカラー液晶で見易いのと、Ch番号と周波数が同時表示で決めました。
デジ簡のトランシーバーを購入されたら早速電波を出したいところですが、その前に付属の用紙に記入してお住いの管轄の総務省総合通信局(下記のHPで分かります)に届け出書類を提出しましょう。
総務省電波利用ホームページ
録申請には手数料¥2,900(電子申請は¥2,150)が必要です。電子申請がお勧めです。申請から2~3週間で「登録状」が公布されます。
これで晴れて電波が出せます。「無線局開設」と云います、開設から15日以内に「開設届」を提出して手続きはすべて終了です。
秘話コードについて
デジタル簡易無線には「秘話コード」と「ユーザーコード」が設定できます。
「秘話コード」は相手に送信内容を聞かれないためのコードです。デジ簡は先にも触れましたように業務使用を想定したものです。例えば、全国の消防署はデジ簡を使用しています。消防の通話内容な救急など個人情報が多く含まれていますので「秘話コード」をかけて一般には傍受できないようにしています。
趣味としてアマチュア無線的にデジ簡を使用する場合は、多くの方が「27144」と云う秘話コードをかけています。この趣旨は消防の場合と少し違って「業務局に迷惑をかけない」と云う配慮から習慣的に行っています。法的な強制力や申し合わせがあるわけではありませんが、上記の「業務局に迷惑をかけない」と云う趣旨をご理解いただき、是非秘話コードのご使用をお願いします。
「ユーザーコード」は、同一コード以外の通信を聞かないというコードで、不特定多数の局と交信を楽しむアマチュア無線的な目的では使用することはないと思います。
電波の出し方
・先ず電波を出す前に、「呼び出し符号(コールサインと云います)」決めましょう。
届け出局は特にコールサインを決める規則にはなっていませんが、遊びでやっている方 は大体下記の様に決めて交信しておられる方が殆どですので習慣に倣いましょう。
(住んでいる場所)(アルファベット2文字)(数字3桁)
例えば、
西都KN(名前のイニシャル)211(生まれた年月)
等の様に自由に決めてよいのですが、これから長く交信時の名前の様なものですから途 中で嫌にならないように慎重に決めてください。
・トランシーバーをCh15以外に合わせて秘話コード「27144」を設定する。(強制ではありません、お願いです)
・トランシーバーチャンネルを15に合わせます。15チャンネルを「呼び出しチャネル」 と云います。(Ch15では秘話コードは無効になります。)
・15チャンネルと次に移動するチャンネルを暫く受信して、誰も使っていないか確認します。
・誰も使っていないことを確認して、CQを出します(CQとは不特定の局への呼びかけで す。)
・応答があったら18チャンネルに移動して交信を始めます。
これでお互いにつながりましたので、後は自由にお話を楽しんで下さい。実際の交信例は、次回にお話しします。
実際の交信例
Ch15で
CQ CQこちらは西都KN211です、聞こえてましたらQSO(交信のこと)お願いします。
西都KN211、こちらは東京AA012です(早速応答がありました。)
東京AA012局、こちらは西都KN211、次18チャンネルに移動します。
Ch18で
東京AA012, こちらは西都KN211 西都KN211 聞こえますか。どうぞ
西都KN211 こちらは東京AA012 こんにちわ・・・
これで繋がりました、あとは自由に会話を楽しむだけです。
初めて電波を出された方に一言
初めて電波を出されていかがでしたか、「胸がドキドキ」したのではないでしょうか。
そんなに多いわけではありませんが、時にクレームを付けられることがたまにあります。
アマチュア無線でのことですが、私の60年間の無線活動の間に一度だけありました。
ある地方に行ってCQを出した時です、いきなり「こんなところでCQをだすな!」と怒鳴られました、たぶんその地方で、限られたお仲間同士が日常的に連絡に使用していた周波数で私がCQを出したのでしょう。
クレームを付けた方は、仲間の連絡がいつ入ってもいいようにその周波数の見張り番をしていたのでしょう。
そこで私が「十分ワッチして使っていなかった、どこでCQ出そうと俺の勝手だ」と云いたいのですが、寅さんではありませんが、「それを云っちゃおしまいよ」です。
対処法です。
「すんません」と一言だけ言って引っ込みます。
ここからが肝心です。ここでビビッてはいけません。直ぐに他に空いたチャネルを探して交信をつずけましょう。無線をやる方もほとんどは親切な普通のかたです。
では、デジ簡の使い方を色々と工夫して、十分に楽しんでっください。
そして、無線の楽しさをさらに広げるために、次は「アマチュア無線」に挑戦してください。

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